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皇太子がトップセールス!ベルギービール、大ブレークか

大阪・梅田の新梅田シティ。ベルギービールの一大イベント「ベルギービールウイークエンド大阪」が開催されている(17日まで)。会場には、ずらりと81種類のビールがそろえられており、入り口で専用のグラスを受け取り、ビールを味見できる。記者もさっそく入ってみた。

まず目を引いたのは「日本初上陸」の文字が躍る、「キュヴェ・ドゥ・ワトゥ」(アルコール分7・9%)。夏の時期にカフェなどで飲まれているという。さわやかなのにこくとうまみがしっかりした味わい。2つのビールをブレンドしているというのもうなずける。

樽生の状態では日本初上陸という「シメイ・レッド」(同7%)は修道院でのみ造られるビール。この修道院がビール醸造を始めたのは今から150年前。修道院ビールとしては比較的新しいのだという。ちなみに世界に7つある修道院ビールのうち、6つがベルギー国内にあるという。「シメイ」は日本に初めて輸入されたベルギービールブランドでもあり、なじみのある人も多いかもしれない。

■秀逸なネーミング
ベルギービールはネーミングもおもしろい。なんとも不気味な「ギロチン」は、フランス革命200周年を記念して造られたビール。アルコール分が8・5%と高いにもかかわらず、フルーティーで飲み口がよい。ついつい飲み過ぎて、まさに“命取り”になりそう。「ニュートン」もある。こちらはその名から想像つくとおり、リンゴ果汁が加えられた甘酢っぱいビール。

会場スタッフで、ベルギー北部の出身というバレリー・ライマークルスさん(26)一押しの「ラ・シュフ」(同8%)は、ビン内で熟成させたビール。スパイシーな香りとホップの苦みを感じた。「ラ・シュフ」のように、ベルギーでは、ビン詰めしたあと、ビン内で2次醗酵させるビールが少なくない。これはシャンパンと同じ造り方。「アベイ・デ・フォレスト」(同6・5%)はビン内で1年間も熟成させている。こころなしか泡にも勢いがあり、薫り高いアロマが鼻に抜ける味わいだ。


■“ビール大国”ベルギー
ベルギーは四国の1・5倍ほどの大きさで、人口は約1000万人。小国ではあるが、ビールとなると140の醸造所で800種類以上の銘柄が造られている。国民1人当たりの消費量も日本の約2倍と、まさに「ビール大国」だ。

ベルギービールの魅力はなんといってもその多彩さ。同じくビール大国のドイツは1516年にバイエルン公国で制定された「ビール純粋令」にのっとり、水と麦芽、ホップ、酵母しか使わないビールがうりだが、ベルギーには果物をつけ込んだフルーツビールなどもある。苦いだけでなく、甘いもの、アルコール度の高いもの、低いものとさまざまあり、そのときの気分と体調によって好きな銘柄を選ぶことができるというわけだ。

皇太子が会場で最初に飲んだのは「リーフマン・オン・ザ・ロック」(同4・2%)。氷を浮かべたチェリーベースのフルーツビール。「とてもリフレッシュするね」と感想を語った。

2012年06月17日