リキュール

リキュールとは蒸留酒などお酒に果実やハーブなどの副材料をつけ込み香味をスピリッツに移し、 また、砂糖やシロップ、着色料などを添加し調製した酒です。
そのまま飲むこともあるが、多くはカクテルの材料や菓子の風味付けなどに使用されます。

果実系のリキュール

リキュール本来の薬用効果より、香りや味わいに重点を置いている。
薬草・香草系のリキュールより歴史は浅いものの、生産量や種類は最も多く、カクテルや製菓には欠かせない存在となっている。
キバ / キュラソー / コアントロー / クレーム・ド・カシス / シャンボール / ディタ / スロー・ジン / ミドリ / パライソ /

詳しくはこちら
果実系のリキュール

薬草・ハーブ系のリキュール

豊富な薬効とスパイシーな香草風味。錬金術から生まれたリキュールの原型。
中世ヨーロッパで錬金術技術の副産物として生まれた蒸留酒。
それを蒸留する際に、薬草や香草類を添加して薬として飲まれていたのがリキュールの始まりだと言われています。
ハーブやスパイスなどを中心とする薬草や香草は、リキュールにとって最も重要な原料。
中世では薬として飲まれていたリキュールは、ほとんどこの系統に属しており、最も歴史あるもリキュールの種類です。
カンパリ / シャトルリューズ / ドランブイ / アンゴスチュラ・ビターズ / リカール / ベネディクティン / ガリアーノ / ハーブの恵 /
シャルトリューズについて詳しくはこちら
シャルトリューズ

ナッツ・種子系のリキュール

果実の種子、核、ナッツ類、コーヒー豆、カカオ豆などを使ったリキュールです。
どれも濃厚な香味が特徴で、食後に飲むのに適している。
果実や薬草系リキュールに比べ種類は少ないが、個性的なこのタイプが多いです。
アマレット / ヘーゼルナッツ / ココナッツ / コーヒーリキュール（カルーア） / カカオリキュール（クレーム・ド・カカオ / ゴディバ）

カカオ・チョコレートリキュールについて詳しくはこちら
カカオ・チョコレートリキュール

クリーム系・その他のリキュール

生クリームや卵などの動物性成分を使ったリキュールもある。
脂肪とタンパク質を多く含むクリームを、アルコールと融合させるのは難しかったが、現在の食品工業技術の向上により可能になった。
クリーム入りリキュールは、ボトル開封後は冷蔵保存し、早めに使い切ったほうがよい。
ベイリーズ / カプチーン / モーツァルト / フルーツ・クリーム /